こんにちは、そうま灯火です。
山形県と宮城県の県境に座している蔵王連峰では、冬になると世界的にも珍しい樹氷を観測できるスポットになります。
今回は、蔵王の樹氷をロープウェイで見に行くためのポイントについて解説します。
- 蔵王の樹氷は日本三大樹氷の一つ!宮城蔵王ではなく山形蔵王を目指しましょう!
- 蔵王ロープウェイは山麓線と山頂線を乗り継ぎ。山頂線の景観が特にすばらしい!
- 樹氷散策は完全防寒を忘れずに!スノーモンスターの近くで迫力を体験しましょう!
日本三大樹氷の中でも最も知名度のある蔵王樹氷。
スキー場にあるロープウェイを使用しますが、スキーをする必要はなく観光だけでも乗り込むことができます。
また周辺観光についても併せてご紹介します!ぜひ迫力のスノーモンスターを体験ください!
目次
日本三大樹氷の蔵王樹氷(山形蔵王)とは
日本三大樹氷にも数えられている日本有数の樹氷観測スポットである蔵王連峰は、山形県と宮城県の県境に座しています。
日本三大樹氷の残り二つは「青森県の八甲田山」と「秋田県の森吉山」であり、関東からのアクセスとしては蔵王の樹氷がもっとも容易に訪問することができます。
日本三大樹氷についてこちらもチェック
森吉山・阿仁樹氷(秋田県)
蔵王連峰は「蔵王山」という山があるわけではなく、一帯の山々の総称となっています。
宮城県側と山形県側でそれぞれ「宮城蔵王」と「山形蔵王」と呼称が分かれており、樹氷群を観測できるのは「山形蔵王」です。
ちなみに、宮城蔵王の観光地としては「御釜」が有名ですね。
蔵王樹氷の楽しみ方
蔵王連峰にある樹氷群を見に行くためには、以下のような順序で蔵王ロープウェイを乗り継いで樹氷原まで行かなければなりません。
途中のロープウェイでも樹氷の絶景が見れますので、移動手段は苦にはなりませんよ!
蔵王ロープウェイ山麓駅で当日の樹氷の視界情報が掲示されています。視界良好でない場合は、決行かリトライか判断が必要です。
ちなみに私の訪問時は「曇っているが視界良好(雲が高い)」でしたので、参考にしてみてください。
- 蔵王ロープウェイ山麓駅でロープウェイに乗り樹氷高原駅へ向かう
- 樹氷高原駅からロープウェイ(ゴンドラ型)に乗り地蔵山頂駅へ向かう
- 地蔵山頂駅に到着!樹氷原を散策してスノーモンスターを探しに行こう!
蔵王ロープウェイ山麓駅から樹氷高原駅へ
蔵王樹氷観光の出発点である蔵王ロープウェイ山麓駅に向かいます。
受付で乗車券を購入して「観光用」の列に並びましょう。スキー客とは別に列形成されていますので注意しましょう。
ロープウェイの利用料は往復で5,300円(山頂駅まで3,500円、樹氷原まで1,800円)です。
樹氷は人気があるため山麓駅のロープウェイ乗り場は大変混雑します。平日で調整するか、休日の場合は時間に余裕をもって訪問しましょう。
山麓駅からのロープウェイは、2台での稼働になりますので特に混雑します。
景観についてはまだまだ標高の低いエリアで、樹氷の景観は後半のゴンドラにて味わえますので乗車位置が悪くても気にしないでよいです。
ゴンドラで樹氷高原駅から地蔵山頂駅へ
樹氷高原駅からはゴンドラ型のロープウェイに乗り換えします。
ゴンドラは山麓駅でのるロープウェイに比べて小型ですので、中から眺望の良い景色を楽しめます。
樹氷高原駅付近はスキー場のゲレンデになっており、木々はまだ樹氷になっていませんがキレイな雪山です。
スキーをしない場合は、ササッとゴンドラに乗り換えて山頂駅を目指しましょう。
ゴンドラはスキー場を横目にグングン高度を上げていきます。
ほどなくして樹氷がみえるエリアを通り過ぎます。樹氷エリアを俯瞰できるのはゴンドラならでは!まずは遠景を楽しみましょう。
地蔵山頂駅から散策・圧巻のスノーモンスターを体感
地蔵山頂駅に到着したら、ここから樹氷見学がスタートです。
蔵王地蔵尊のあるあたりで遊歩道が整備されていますので、その範囲であれば樹氷に接近することができます。
遊歩道はロープで区画整備されています。大変危険ですので、決して区画外に出ないようにしましょう。
樹氷はユニークな形状をしているものもあり、スノーモンスターの別名があります。
自分好みのスノーモンスターを探しにいくのもいいですよ!大小さまざまな樹氷は非常にユニークで圧倒されます。
散策時間は1時間もあれば十分楽しめました。
いろんな樹氷を探したり記念撮影をしていたらあっという間に時間はすぎますが、頂上あたりは極寒ですので防寒には十分に気を付けましょう。
スキー客は滑り降り、観光客は下りロープウェイへ乗車
山頂での樹氷見学を楽しんだら、観光のみの場合は下りのロープウェイに乗車します。
スキー客はスキー板に履き替えて、樹氷原コースのゲレンデを滑走していきました。
今回は観光メインでしたが、やっぱり樹氷原を滑り降りるのは憧れの景色でした。。。それ目的で再訪したいですね!
ちなみに夜にはライトアップイベントをしていますので、一日中どの時間帯でも楽しめるのも特徴のひとつです!
周辺観光や食事処
山形蔵王にアクセスする場合は、最も近い蔵王温泉エリアか山形市周辺が王道ですが、訪問経験があったため米沢市を中心とした置賜エリアで観光をしました。
雪の季節ならではのイベントを実施していますので参考にしてみてください。
山形一寸亭(ちょっとてい)の冷たい肉そば【山形市】
樹氷見学は半日コースですので、お昼ご飯は山形市内で名物を探すのもよいでしょう!
山形市内のランチには山形一寸亭をおすすめします!
美味しい肉そばを提供している人気店で、とくに冷たい肉そばが絶品!樹氷シーズンの冬に訪ねたときも迷わず冷たい肉そばを注文しました。
山形市拠点で蔵王にアクセスする場合はオススメのランチスポットです。
小野川温泉・かまくら村【米沢市】
米沢市から西に進んだ山間に小野川温泉があり、冬期はかまくら村が出現します。
かまくら村ではラーメンの出前をすることができ、かまくらの中でラーメンを食べるというユニークな体験をすることできます。
私が訪問した時は、近日の気温が高くかまくらが崩れており中止に…Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
天候については仕方ないですね!また機会があれば立ち寄りたいです。
高畠ワイナリー【高畠町】
山形県高畠町はぶどうの産地で、高畠ワイナリーでは国産ワインを制作しています。
冬場は積雪していることが多く車でのアクセスに不安がある場合、JR高畠駅から徒歩15分ほどでアクセスできることはありがたいポイントです。
ぶどう、ラフランスなど果物に関する商品や、もちろんワインに関する酒類も豊富にありますのでお土産選びに最適です。
ながい雪灯り回廊まつり・旧長井小学校第一校舎【長井市】
山形県長井市では、毎年2月上旬にながい雪灯り回廊まつりが開催されています。
市民の手作りの雪灯りの回廊が随所に設置されるのですが、中でも特にオススメなのが旧長井小学校第一校舎の会場です。
山形鉄道フラワー長井線の長井駅から徒歩10分ほどでアクセスでき、マイカーの場合は近くにある道の駅「川のみなと長井」に駐車してアクセスすることができます。
レトロな旧校舎の校庭に雪灯りのオブジェが展示されており、またオカリナの生演奏をしている時間帯もありムード抜群です。
道の駅「川のみなと長井」からほど近い最上川では、河川敷に雪灯りの回廊が整備されています。
こちらは人通りも少ないため、静かで、幻想的な景色を味わえます。
同じ時期の東北地方の雪灯りイベントとしては秋田県の横手のかまくらまつりもオススメです。関連記事を作成しておりますのでぜひご参考にしてみてください。
ホテルBBファスト米沢(旧名:ベストウエスタン米沢)【米沢市】
米沢で宿泊する場合は、ホテルBBファスト米沢(旧名:ベストウエスタン米沢)がオススメ!
有名チェーンのホテルだけあってサービスはしっかりしていますし、周りのビルに比べて頭一つ高いですので米沢の景色を一望することができます。
見晴らしがよいと、遠く朝日連峰の雪景色まで臨めます。
まとめ
本記事では、日本三大樹氷である蔵王にスキーをしなくともロープウェイを使って楽しむ方法について解説しました。
- 蔵王の樹氷は日本三大樹氷の一つ!宮城蔵王ではなく山形蔵王を目指しましょう!
- 蔵王ロープウェイは山麓線と山頂線を乗り継ぎ。山頂線の景観が特にすばらしい!
- 樹氷散策は完全防寒を忘れずに!スノーモンスターの近くで迫力を体験しましょう!
蔵王樹氷は日本三大樹氷のなかで関東から最もアクセスしやすい場所にあります。
とはいえ、気軽に日帰りで行くとなると事前準備が必要ですので、気候情報などしっかり調べてから行くようにしましょう。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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