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浄土山・龍王岳:立山黒部アルペンルートで北アルプスを日帰り登山

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こんにちは、そうま灯火です。

登山者にとって魅力的な山々が多い北アルプス。しかしながら、日帰り登山ができない山も少なくありません。

立山連峰の浄土山・龍王岳は、立山黒部アルペンルートを活用することで日帰り登山か可能なアルプスとなっています。

浄土山・龍王岳の特長2選

  • 立山黒部アルペンルートを利用して日帰り登山可能!北アルプスの壮大な景観を楽しむ。
  • 立山主峰の雄山と比べて短いコースタイム設定!立山カルデラの良展望ポイントもあります。
そうま灯火

立山黒部アルペンルートから登山できる北アルプスの主峰はたくさんあります!

その中でも、比較的短いコースタイムで絶景を堪能できる浄土山と龍王岳の二座を巡るルートについて解説します。

有名どころの立山(雄山)を目指すのもよいですが、立山(雄山)がよく見えるルートに行くのも乙なものです!

浄土山・龍王岳(じょうどさん・りゅうおうだけ)について

浄土山・龍王岳の基礎データはそれぞれ以下の通りです。

立山は、一つの山の名前ではなく一帯の山々の総称(立山連峰)です。

立山連峰の中でも立山三山に数えられる浄土山は、立山黒部アルペンルートの室堂駅から比較的近い距離に座しており初心者向けです。

龍王岳は浄土山からさらに南に進んだ位置に座しています。室堂だけでなく南西部の立山カルデラエリアまで見渡すことができます。

紅葉の時期に登山しました。10月中旬ごろに見ごろを迎えていますが、山の紅葉は標高で段階があるので事前にチェックしましょう。

名称浄土山(じょうどさん)
所在地富山県中新川郡立山町
標高2,831m
その他特徴日本百名山(立山連峰として)、立山連峰、立山三山
名称龍王岳(りゅうおうだけ)
所在地富山県中新川郡立山町
標高2,872m
その他特徴日本百名山(立山連峰として)、立山連峰

駐車場・登山道へのアクセス~立山黒部アルペンルート~

登山開始は立山黒部アルペンルートの室堂平です。

立山黒部アルペンルートについては以下の記事で移動方法や所要時間についてまとめていますので、ご参考にしてください。

登山ルートと実際のコースタイム

コースタイム
画像出展:国土地理院の地理院タイル(標高タイル)を加工して作成

登山ルートは室堂平から南方向に進んでいきます。

他のウェブサイトでも参考タイムを確認しましたが、1時間30分程度となります。

私の場合は、休憩をはさみつつ登って2時間以上かかりました

見ごたえのある景色がたくさんあったので、コースタイムよりは遅くなってしまいましたが、それだけ魅力的だったといえます。

写真で見る浄土山・龍王岳の登山ルート

立山黒部アルペンルートの室堂駅からスタート!

1-立山室堂01
立山黒部アルペンルートの室堂駅からスタート!
1-立山室堂02
みくりが池。水面に映るアルプスが美しいです。

9:45に立山室堂に到着し、いったいをお散歩して10:30から登山開始!

登山開始からすでに標高2,450mの世界ですので、見晴らし抜群なので山行についても期待感で胸が高鳴ります!

浄土山登山口

2-浄土山01
浄土山登山口には目印がありわかりやすい
2-浄土山02
浄土山登山口までの道は緩やかで快適です。

浄土山方面の分岐から30分ほど緩やかな遊歩道を進むと、浄土山登山口に到着します。

すでに森林限界に到達していることから視界は常に晴れており、登山序盤のうっそうとしたエリアがないのでとっても快適です!

急な岩場を進む、足場に注意!

2-浄土山03
登山道には印があるため迷うことはなさそう
2-浄土山04
足場の悪い急坂が続きます、滑るのに気を付けて!

浄土山登山において急坂は一か所のみで、それが浄土山登山口からとなります。

足場の悪いガレ場が続いており、かつ角度もそれなりにある急坂地帯が続きます。

滑ったり捻ったりしないように注意しながら確実に登っていきましょう。

急坂を抜けたら稜線歩きへ

2-浄土山05
急坂を抜けると景色が開けます!
2-浄土山06-1
霊碑の石垣が見えてきたら頂上はもうすぐ

ガレ場の急坂を登り終えたら、あとは浄土山・龍ヶ岳まで快適な稜線歩きが続きます。

立山本峰である雄山、大汝山、富士ノ折立を良く展望することができます。立山は登るのも良いですが外から見るのもいいですね~。

浄土山頂に到着!

2-浄土山06-2
浄土山頂には軍人霊碑があります。
3-龍王岳01
剱岳まで見えました!キレイな山肌!

稜線歩きに入るとほどなくして浄土山頂に到着です!みくりが池から1時間30分ほどでした。

頂上には軍人の慰霊碑があります。立山は、このような信仰を思わせるようなものが点在してます。

山頂からは立山主峰(雄山)はもちろん、名峰剱岳まで見通すことができます。剱岳は「一般登山者が登る山の内では、最も危険度の高い山」とされるらしいので、私が挑戦することはなさそうです(-_-;)。

龍王岳に向けて稜線歩き

3-龍王岳02
まるで絵画!立山カルデラが見事です。
3-龍王岳03-1
道中、富山大学の研究施設が。

浄土山と龍王岳の高低差はわずか40m。緩やかな稜線歩きが続きます。

道中の立山カルデラの景色は見事のひとこと!雄山の方面に登山した場合、この方角の景色は見ることができません。

また途中で富山大学の研究施設があり、目印になります。

龍王岳山頂に到着!

3-龍王岳03-2
龍王岳山頂に到着!ここからも剱岳まで見えます。
3-龍王岳03-3
富山大学研究施設から歩いてきた稜線がキレイです。

龍王岳山頂に到着です!

浄土山より40m高い標高2,872mが今回の山行の最高地点となります。

龍王岳からは室堂(立山主峰)立山カルデラ黒部湖方面まで360度のパノラマの景色です!

特に南方面は、槍ヶ岳や遠くには富士山まで見通すことができました!富士山みえるとテンション上がります!

3-龍王岳04
南側の景観。手前は黒部湖など北アルプスの景色。奥の右側に槍ヶ岳、中央左側にはうっすらですが富士山が見えます。
3-龍王岳05
黒部湖と山の紅葉。色彩が美しい!
3-龍王岳06
富士山と右側には南アルプスの山々のシルエットが!

下山中は立山室堂平の景観が見事

4-龍王岳01
室堂平の風景。見て飽きない美しさ。
4-龍王岳02
スタートしたみくりが池が左側に見えます。

龍王岳から帰る道のりは、進行方向の室堂の景色を存分に楽しみながら下山することができます。

紅葉時期の山々は自然のアート!筆舌に尽くしがたい、見事な景色の中を歩いていきます。

途中、山々の写真を撮ったり、鳥の写真を撮ったりしてコースタイムが標準より遅くなったのも仕方のないことです。

4-龍王岳03
野鳥がいましたが、ライチョウではない模様。
4-龍王岳04
ところどころにお寺や神社など。
4-龍王岳07
奥の名峰の存在感がすごい。
4-龍王岳08
室堂駅付近まで帰ってきました!お疲れ様です。

実際のコースタイム

実際のコースタイムは以下の通りでした。標準的なコースタイムよりは時間を要しました。

実際に行けば納得ですが、景色を堪能したり野鳥を探したりと寄り道が尽きないので、コースタイムは余裕をもっていくことをオススメします。

また立山黒部アルペンルートを使って長野側に帰る場合は、おそくとも15時には室堂平を出発できるように調整しましょう。

チェックポイント経過時間時刻
立山室堂平出発10:20
浄土山登山道50分11:10
浄土山山頂到着40分11:50
浄土山山頂出発12:05
龍王岳山頂到着30分12:35
龍王岳山頂出発13:00
浄土山登山道60分14:00
立山室堂平到着30分14:30

まとめ

本記事では、浄土山・龍王岳の登山ルートやコースタイムについて解説しました。

  • 立山黒部アルペンルートを利用して日帰り登山可能!北アルプスの壮大な景観を楽しむ。
  • 立山主峰の雄山と比べて短いコースタイム設定!立山カルデラの良展望ポイントもあります。

そうま灯火

何度行っても楽しめそうで、懐が広い立山連峰。

必ず公共交通機関でのアクセスになるため、帰りの乗車に乗り遅れないように時間が限られているなかですが、得難い経験になったことは間違いありません。

立山黒部アルペンルートは、観光地としても大変魅力的ですが、せっかくですので登山にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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