こんにちは、そうま灯火です。
冬の道東の観光の代名詞でもあるオホーツク海の流氷観光。大きくは網走と紋別が有名ですが網走流氷クルーズに参加しました。
また冬の道東は雪や氷を使った祭典が多く催されています。
今回は、冬の道東4泊5日の4日目として網走流氷クルーズと氷の祭典をチェックするモデルコースについて解説します。
- 砕氷船で流氷クルーズへ!網走砕氷船「おーろら」に乗船しよう。
- 氷の祭典!もんべつ流氷まつりで氷像を体験・観察しよう!
- 冬の層雲峡は氷の世界!層雲峡温泉氷瀑まつりはライトアップも魅力的です。
冬の道東といえばオホーツク海からの流氷は外せません!
砕氷船は、大手ですと網走と紋別の二択になりますが今回は網走砕氷船「おーろら」について解説します。
また、色んな場所で氷の祭典が催されていますので事前にチェックして興味があるものを効率的に巡りましょう!
目次
今回の旅マップ【北海道・網走~紋別~層雲峡】
今回の旅マップ(4日目)です。
出発は前日宿泊した斜里町(知床ウトロ)からです。
知床ウトロから網走市街地までは車移動で約1時間かかります。
後述する砕氷船「おーろら」の第1便は9:00ですので、それに乗れるように旅程を組むと時間を有効活用できますよ。
紋別からは内陸に入っていきますので、海(オホーツク海)は見納めとなります。
冬の道東4泊5日モデルコースはこちらをチェック
網走流氷観光
網走流氷観光砕氷船「おーろら」【網走市】
流氷観光として、砕氷船クルーズに参加するという方法があります。
流氷を歩いたりドライスーツで入水したりできる「流氷ウォーク」もありますが、費用や時間を抑えて手軽に観賞できるところが流氷クルーズのメリットです。
網走市には網走監獄など他の観光スポットもありますので、流氷関連の時間は控えめに観光をしてもよいですね!
今回参加したのは、網走流氷観光砕氷船「おーろら」です。
流氷クルーズの中で有名なものの一つで、基本的な内容は以下の通りです。
費用 | 大人4,000円、小人(小学生から)2,000円 |
所要時間 | およそ1時間 |
発着頻度 | およそ1.5時間に1本 |
集合場所 | 道の駅 流氷街道網走 |
流氷クルーズの大手では網走「おーろら号」と紋別「ガリンコ号」がありますが、費用や所要時間は大きな差はありません。
砕氷の方法など、仕様に異なるところはありますが「参加しやすい方の場所」で決めて問題ないでしょう。
砕氷船「おーろら」は、道の駅 流氷街道網走から乗船できますので、事前予約をして参加しましょう。
砕氷船の醍醐味は、流氷にぶつかりながら進んでいくことです。
流氷にぶつかるたびに振動が来て迫力があります!当然、展望デッキで氷の姿を見ながら楽しむことがオススメ。
大変寒いですので、デッキに出る時は完全防寒を忘れずに!
流氷エリアに到着したというアナウンスがあり、一時停泊すると引き返していきます。
個人的には十分楽しめましたが、氷の数でいえば少ない日だったようで、薄い流氷が目立ちました。
流氷は自然現象ですので、訪問日によっては残念ながら発生しない日もありえます。
こればかりは仕方のないコントロール不可能なことですので、巡り合わせが悪い場合があることを認識しておきましょう。
道の駅 愛ランド湧別(あいらんどゆうべつ)【湧別町】
網走市から紋別市に向かう途中の湧別町の道の駅愛ランド湧別は立ち寄り休憩スポットに最適です。
テーマパークが併設されているサロマ湖畔の道の駅です。
冬季は積雪しており、テーマパークは営業していないようでした。冬季(11月~4月)は営業していませんので、ご注意ください。
私はランチに利用。ホタテカレーがとても美味でした!
サロマ湖はホタテ養殖発祥の地であり、食事にはホタテ料理をオススメします!
紋別の流氷祭りと滝上の雪景色
もんべつ流氷まつり【紋別市】
網走市からオホーツク海沿いを北上して到着する紋別市では、もんべつ流氷まつりが2月の建国記念の日がある休日で開催されています。
見どころはなんといっても見事な氷像!氷の芸術を楽しむことができます。
※有名なさっぽろ雪まつりにも参加したことがありますが、こちらは雪像主体ですね。
開催年によっては氷を確保できなことがあり、その場合は雪像の展示となります。
まさに自然の芸術がなすところですね。
会場は、紋別の砕氷船「ガリンコ号」の発着場所となる海洋交流館の隣の広場です。
駐車場も兼用しているので海洋交流館を目的地にしておけばわかりやすいと思います。
氷像は単純な展示物だけではなく、迷路や滑り台といった体験型の展示もあるので、子供連れにもオススメです。
私は見れませんでしたが、運が良ければ沖合まで流氷が漂着していることもあり、氷像と流氷というオホーツク海の冬を体現したような景色を臨むことができます。
滝上渓谷・錦仙峡(きんせんきょう)【滝上町】
紋別市から大雪山方面を目指して内陸に入っていくと滝上町に到着します。
滝上渓谷には錦仙峡という北海道観光百景にも選ばれた景勝地があります。
春には芝桜、秋には紅葉が見ごろとなりますが冬は静かな渓流を楽しむことができます。
錦仙峡の散策には、道の駅香りの里・たきのうえに駐車して出発!
30分程度で散策できる遊歩道がありますのでのんびり山の雪景色を楽しみましょう。
オススメは二階建てが珍しい「虹の橋」!デザインも中世っぽくオシャレな感じでかわいいです。
層雲峡エリア
銀河・流星の滝
滝上町を更に南下していくと、大雪山の麓、上川町の層雲峡エリアに入ります。
層雲峡のメインは黒岳ロープウェイなどがある層雲峡温泉の一角ですが、その前に銀河・流星の滝を見学しましょう。
銀河・流星の滝は、銀河の滝と流星の滝の2つの総称で、日本の滝百選にも選出されている名瀑です。
駐車場から2つの滝へは簡単にアクセスできます。
冬は氷瀑しており迫力のある景観となっています。
層雲峡温泉氷瀑まつり
大雪山の麓にある層雲峡温泉は、夏は登山、秋は紅葉、冬はスキーと見どころがたくさんある観光地です。
毎年1月下旬から3月中旬にかけて層雲峡温泉氷瀑まつりが開催されており、氷を用いたさまざまな展示品が作成されます。
特に見ごたえがあるのは大規模なライトアップと冬花火の打ち上げです!
ライトアップは日本夜景遺産にも選出されており、色とりどりの雪・氷の世界を楽しめます。
そのため層雲峡氷瀑まつりには、層雲峡温泉を宿泊地として参加することがオススメです。
日中に訪れると、青の景色がキレイです。
透明度の高い水を使用して作成するため、水が青色に色付くそう。
氷の展示をするお祭りとして、別に千歳・支笏湖氷濤まつりに参加しましたが規模間でいえば層雲峡温泉氷瀑まつりの方が規模が大きいです!
氷瀑祭りの最大の見どころは夜のライトアップで「日本夜景遺産・ライトアップ遺産」に選出されています。
真っ暗な中、色とりどりの光に照らされた氷の展示物は昼間とは全く違った様子になるので、とても見ごたえがあります。
お祭のフィナーレには冬花火があがります。花火は大変近いところで打ちあ上がるため、特設会場から見るだけでもかなり迫力があります。
花火は時間こそ短いですが、毎日あがりますので、旅の計画を立てやすいところもメリットの一つです。
層雲峡温泉氷瀑まつりの見どころについては別記事で詳しく解説【作成中】しますので、そちらもご参照ください。
食事処:大雪山食堂
層雲峡温泉氷瀑祭りは夜まで及びますので、夕食は層雲峡温泉で取ることがオススメです。
私は温まりたかったのでラーメン屋が食べれるところを探して大雪山食堂を利用しました。
大雪山の水を使用した手打ち面を味わうことができます。値段も廉価(セットで1,000円程度)でお財布に優しいのも魅力的です。
宿泊:層雲峡温泉 温泉ペンション銀河
層雲峡では、層雲峡温泉 温泉ペンション銀河に宿泊しました。
素泊まりでリーズナブルに宿泊したい方におススメです。夕食は近くに食事処がたくさんあり困ることはありません。
まとめ
本記事では、冬の道東を4泊5日で巡るモデルコースの4日目として流氷観光と氷の祭典について解説しました。
- 砕氷船で流氷クルーズへ!網走砕氷船「おーろら」に乗船しよう。
- 氷の祭典!もんべつ流氷まつりで氷像を体験・観察しよう!
- 冬の層雲峡は氷の世界!層雲峡氷瀑まつりはライトアップも魅力的です。
冬のオホーツク海の象徴である流氷観光。砕氷船は、文字通り流氷を砕きながら進んでいき、振動なども体感できるため大変迫力があります。
氷の祭典も含めて「ここでしか見れない景色・できない体験」がたくさんありますので、冬の観光として訪れてみてはいかがでしょうか。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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