こんにちは、そうま灯火です。
伊豆七島の最南に位置する八丈島。最高峰は西山で、通称八丈富士と呼ばれる美しい山です。
今回は、八丈富士でお鉢巡りをするコースと実際のコースタイムについて解説します。
八丈富士登山の特長
- 1,280段の階段を行く!お鉢巡りまでの道のりはゆっくりとマイペースで。
- お鉢巡りは時計回りで!八丈富士の山頂へ。
- 八丈小島を見ながらお鉢巡り。絶海の絶景を楽しもう!
![](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2023/11/souma-fukuchi.jpg)
伊豆七島の最南の島、八丈島にある西山は八丈富士と呼ばれる美しい山です。
標高は854mながら、島の最高峰ですのでその景色は抜群!
オフシーズンでは人気も少なく、のんびりと景色を楽しむ登山ができます。
目次
西山(八丈富士)について
![八丈富士](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji00-scaled-e1668998286685.jpg)
八丈島の西にある山なので、西山で通称八丈富士です。
日本にいくつもある〇〇富士を名乗るだけあって、美しい富士型の山の形をしています。
標高は854mと低山ですが、八丈島の最高峰であるため景観は抜群です!
名称 | 西山(八丈富士) |
所在地 | 東京都八丈町 |
標高 | 854m |
その他特徴 | 島の最高峰、〇〇富士、お鉢巡り |
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駐車場・登山道へのアクセス~八丈富士登山口駐車スペース~
![八丈富士登山18](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji18-scaled-e1668998223157.jpg)
八丈富士登山登山口に、駐車スペースがあります。
駐車スペースは狭いですが、2回の訪問で両方とも満車になっていることはありませんでした。
満車になっている場合でも、交通量が少ないため八丈富士の周回道路に路面駐車しても問題ないでしょう。
八丈富士の登山ルートと実際のコースタイム
![八丈富士登山ルート](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji_route_re.jpg)
八丈富士の登山ルートはおおむね一本ですので迷うことはないでしょう。
実際のコースタイムは2時間30分程度でした。
途中で階段が続く箇所があったり、お鉢巡りは狭い道をアップダウンがありつつ進みますので、時間は短いですが登りごたえはそれなりにあります!
チェックポイント | 経過時間 | 時刻 |
八丈富士登山道駐車スペース出発 | ー | 9:20 |
鳥居 | 20分 | 9:40 |
お鉢巡り起点到着 | 30分 | 10:10 |
八丈富士山頂 | 20分 | 10:30 |
お鉢巡り起点到着 | 40分 | 11:10 |
八丈富士登山道駐車スペース到着 | 40分 | 11:50 |
写真で見る八丈富士登山道
駐車スペースから登山スタート
![八丈富士登山01](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji01-scaled-e1668998054316.jpg)
![八丈富士登山17](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji17-scaled-e1668998213318.jpg)
駐車スペースから登山道に入ると、すぐに景観がよい登山道が続きます。
南国だけあって、登り始めこそ木々はうっそうとしていますが、ほどなくすると視界が開けてきます。
登り道はおおむね階段になっているため骨が折れます。しっかり、ゆっくり登っていきましょう。
鳥居
![八丈富士登山02](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji02-scaled-e1668998065927.jpg)
![八丈富士登山03](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji03-scaled-e1668998074478.jpg)
チェックポイントの鳥居に到着しました。
ここまで延々と階段を上ります。ちなみに、ここからも延々と階段を上ります。(笑)
なんとこの階段1,280段もあります。
また、階段は噴火の際の溶岩で作られているそうで、噴火の通り道を想像すると自然の壮大さを感じます。
お鉢巡り起点に到着、お鉢巡りは時計回りで
![八丈富士登山04](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji04-scaled-e1668998084574.jpg)
![八丈富士登山05](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji05-scaled-e1668998093583.jpg)
八丈富士の東側の景観である一面の太平洋を臨みながら、足を進めていきます。
鳥居から30分ほど登ると、お鉢巡りの起点ポイントに到着します。
ここから多少のアップダウンのあるお鉢巡りが始まります。
お鉢巡りは時計回りが習わしとされています。
八丈富士はお鉢巡りの起点から山頂まで短時間で行けるのが時計回りですので、そのまま山頂を目指しましょう。
山頂に到着、低山ながらも絶景!
![八丈富士登山06](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji06-scaled-e1668998102601.jpg)
![八丈富士登山07](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji07-scaled-e1668998111772.jpg)
お鉢巡りの起点から、右手にお鉢、左手に八丈島の街並みを眼下に最後の登り道を進みます。
20分ほどの進むと山頂に到着します。
![八丈富士登山09](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji09-scaled-e1668998129583.jpg)
![八丈富士登山08](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji08-scaled-e1668998120337.jpg)
八丈島山頂は854mと低山ですが、見晴らしが360度開けており、島の最高峰であるため景色は抜群です!
北側はお鉢、南側は牧場、空港、三原山が順番にならび、360度太平洋を見晴らすことができます。
島の山の面白さ、醍醐味が凝縮されている良い山ですね!
山頂付近の景観
![八丈富士登山10](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji10-scaled-e1668998138237.jpg)
![八丈富士登山19](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji19-e1668998234413.jpg)
![八丈富士登山11](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji11-scaled-e1668998151716.jpg)
![](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji12-scaled-e1668998162111.jpg)
山頂付近からはお鉢の様子も良く見えます。
お鉢の方向は赤土の断崖やうっそうとした木々があり、外側は太平洋が広がっています。
島の独特な景観を楽しむことができます。
もう少し上には大砲岩など見えていますが、残念ながら落石の影響でここまででした。
第4石門広場からは、山水画のような景観を楽しむことができます。切り立った岩場が見事です!
お鉢巡りの西の景観(八丈小島)
![八丈富士登山13](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji13-scaled-e1668998169186.jpg)
![八丈富士登山14](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji14-scaled-e1668998179737.jpg)
お鉢巡りの西側からは、ポツリと浮かぶ八丈小島を見渡すことができます。
かつては住民のいた有人島でしたが、現在は無人島となっています。
太平山と呼ばれる山をキレイに見ることができます。
お鉢を周回して下山
![八丈富士登山15](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji15-scaled-e1668998190249.jpg)
![八丈富士登山16](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/hachijofuji16-scaled-e1668998200612.jpg)
八丈小島を背にしたら北方面も太平洋を一望することができます。
海に浮かぶ稜線は非常に美しく、歩いていて飽きません。
お鉢を一周したら、上りと同じルートで下山します。
八丈富士周辺の観光スポット:八丈島
![名古の展望台](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/nagonotenbodai-scaled-e1669297088998.jpg)
コースタイムは3時間程度で半日かからないレベルですので、下山後は八丈島の周辺観光を楽しみましょう。
詳しくは、八丈富士登山を含むモデルコースの記事にて解説していますので、八丈富士を楽しむスポットを抜粋して紹介します。
八丈富士を地上から見る:ふれあい牧場
![ふれあい牧場](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/fureaibokujo-scaled-e1669297068410.jpg)
八丈富士の周回道路にあるふれあい牧場からは、八丈富士を見上げることができます。
ジャージー牛を飼育しており、おいしいアイスクリームが売られていますので登山の後によって是非食べてみてください。
八丈小島を地上から見る:南原千畳敷
![南原千畳敷](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2022/11/nanbarasenjojiki-scaled-e1669297096735.jpg)
八丈島西側の海岸には、溶岩でできた地形である南原千畳敷があります。
ここからみる八丈小島は大迫力!ぜひ、カメラの望遠機能を使用して雄大な八丈小島を撮影しましょう。
まとめ
本記事では、八丈島の八丈富士登山におけるルート・コースタイムについて解説しました。
八丈富士登山の特長
- 1,280段の階段を行く!お鉢巡りまでの道のりはゆっくりとマイペースで。
- お鉢巡りは時計回りで!八丈富士の山頂へ。
- 八丈小島を見ながらお鉢巡り。絶海の絶景を楽しもう!
![](https://sakyh.com/wp-content/uploads/2023/11/souma-fukuchi.jpg)
八丈富士は、コースタイム3時間程度で登ることができるお手軽な離島の最高峰です。
東京羽田空港からは直通の飛行機も出ているため、関東圏からだとアクセスも容易です。
低山につき夏場は暑さが厳しいのが難点!オフシーズンを有効活用して気持ちの良い時期に登山してみてはいかがでしょうか。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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