こんにちは、そうま灯火です。
北陸地方の中央で日本海に突き出した形の半島である能登半島。そこには風光明媚な日本の原風景とも呼べる景観が広がっています。
今回は、能登半島を日帰りで一周するモデルコースを西側と東側に分けて解説します。
- 日本で唯一、自動車やバスで走れる海岸線!千里浜なぎさドライブウェイを走る。
- 日本三大朝市!!早朝の輪島で朝市を訪問しよう。
- 能登半島の先端へ。禄剛崎灯台で日本海を臨む。
石川県の能登半島は日本海に突出しているユニークな形の半島です。
金沢を拠点にすると日帰りでも巡ることができます。日本の原風景とも呼べる風光明媚な観光スポットがたくさんありますので、訪問の際は立ち寄りスポットとしてご参考にしてください。
目次
今回の旅マップ【能登半島】
今回の旅マップ(能登半島・西側)です。
スタートは石川県金沢市からがアクセスが良いでしょう。
金沢観光の日程の中で1日を能登半島に使うというスケジューリングの仕方が石川県を楽しめると思います。
ドライブコースということで、能登半島の周遊には車が必須です。
のと鉄道というローカル線が穴水町まで走ってはいますが、先端の珠洲市まで巡るとなると自家用車が効率的でオススメです。
能登半島の周遊は時計回りをオススメします。理由は輪島朝市に参加できることと西側に観光スポットが比較的多いことです。
前半でしっかり観光して、後半はまったり巡ることができるのが時計回りルートです。
※千里浜なぎさドライブウェイで夕日を見るといったコンセプトがあれば反時計回りにする必要があります。
能登半島をを巡るドライブコースの東側をチェック
車で走れる砂浜!千里浜なぎさドライブウェイ
千里浜なぎさドライブウェイは、日本で唯一自動車やバスなど車で走行することができる砂浜です。ちなみに世界には3カ所あります。
砂浜からは投げ釣りしている釣り人や漁船が多く、夏場には海水浴場も併設され、地元民の憩いの場所となっています。
砂浜を車で走るという不思議な体験ができるのは、日本ではここだけです!
また、砂浜は西向きですので夕日スポットとしても人気があります。
輪島までの観光スポット~能登金剛巡り~
巌門(がんもん)
能登半島西側の志賀町には、能登金剛(のとこんごう)と呼ばれる景勝地が続いています。
巌門は、能登金剛の中でも中心部分にあり、直接近づくことはもちろん、能登金剛遊覧船でのんびり観光することもできます。
今回は日帰りで能登半島一周するということで、遊覧船には乗らずに直接行きました。
巌門へ近づくには階段や岩場を歩く必要がありますので、動きやすい靴を履いて観光しましょう。
猪鼻崎(いのはなざき)
巌門を訪れる遊歩道を歩いていると、猪鼻崎を展望できるスポットがあります。
名の通りイノシシの鼻の形をしている景勝地です。
釣り人などはアクセスするそうですが、猪鼻崎自体は整備されているわけではありませんので、遠目に見る観光スポットですね。
夫婦岩(めおといわ)
巌門があるエリアから少し北上したところに夫婦岩があります。
こちらの岩は社の一部になっているのでしょう、それぞれの岩が縄で結ばれています。
三重の伊勢志摩にある夫婦岩の方が有名ですね。
二つ並ぶ岩を夫婦円満の象徴とする考えは、全国にあるようです。
ヤセの断崖(やせのだんがい)
夫婦岩から更に北上するとヤセの断崖と呼ばれる絶景スポットに到着します。
ヤセの断崖は、松本清張の名作「ゼロの焦点」の舞台となった断崖絶壁です。
一帯は遊歩道で整備されているため、雄大な断崖絶壁を眺めながら散策することができます。
義経の舟隠し(よしつねのふなかくし)
ヤセの断崖は遊歩道で整理されており、散策の範囲内に義経の舟隠しがあります。
細い入り江のようになっている断崖絶壁の岩場です。
名前でもわかるように義経伝説が残っている場所で、ここで兄頼朝の追ってから隠れたという言い伝えがあるそうです。
かの有名な義経が隠れたと想像するとロマンがありますね!
関野鼻(せきのはな)
ヤセの断崖から少し北上したところに関野鼻という景勝地があります。
こちらもヤセの断崖と同じく遊歩道が整備されており大変見ごたえのある景観です。
私が訪問した時には残念ながら復旧工事中のため遠方から眺めるだけでしたが、2022年11月現在は訪問可能なようです。
輪島から禄剛崎までの観光スポット
輪島朝市(わじまあさいち)
輪島市は奥能登の中核をになう都市で、輪島塗や輪島朝市が有名です。
なかでも輪島朝市は日本三大朝市に数えられるほどで、日本海の海産物を中心に賑やかな朝市を楽しむことができます。
朝市を開催している時間帯にはしっかりと朝市のための駐車場も整備されますので観光客が訪問しやすいようになっています。
海鮮の焼き物など、食べ歩きできる品々も売っていますので腹ごしらえをしつつ、市を楽しみましょう。
白米千枚田(しろよねせんまいだ)
輪島で朝市を楽しんだら、能登半島の端っこの禄剛崎を目指していきます。
輪島市街地から車で15分ほど進むと白米千枚田という棚田があり、日本海に面した棚田で国の名勝に指定されています。
棚田のライトアップや、オーナー制度によるマイ田んぼの買い付けなど観光客向けのイベントを実施しています。
キレイな日本海と田園の景観は見事で一見の価値ありです!個人的に能登の必見スポットのひとつですね。
曽々木海岸の窓岩(そそぎかいがんのまどいわ)
白米千枚田から更に車を東方向(禄剛崎)方面に進めていくと、曽々木海岸に窓岩というスポットがありますので立ち寄りましょう。
曽々木海岸は砂浜ではありませんがきれいな小石の海岸が広がっています。
その中でも窓岩とよばれる岩場が独特でオススメです。
夕日時には窓岩から太陽を見られるタイミングもあるそうです。
ゴジラ岩
能登半島の珠洲市に入ったところにゴジラ岩があります。
駐車場がしっかりありますので、うろうろ岩場を散歩してゴジラに見える位置を探ってみましょう。
ちなみに個人的には男鹿半島のゴジラ岩の方が、ゴジラ岩感ありました!ゴジラ岩感て何よ。。。
禄剛崎・禄剛崎灯台(ろっこうさき・ろっこうさきとうだい)
禄剛崎が能登半島の端です!ついに到着!お疲れさまでした。
禄剛崎には芝生の広場や禄剛崎灯台など整備されているので、散策や景観を楽しむことができます。
駐車場は禄剛崎専用のものはありませんので、道の駅狼煙を利用しましょう。
先端にある禄剛崎灯台は、一般に解放されていないため外から眺めることしかできませんが、雄大な日本海やちょっと鬼の洗濯板を思わせるような地形を楽しむことができます。
まとめ
本記事では、日帰りで能登半島をドライブするモデルコースの前半として能登半島の西側の観光スポットについて解説しました。
- 日本で唯一、自動車やバスで走れる海岸線!千里浜なぎさドライブウェイを走る。
- 日本三大朝市!!早朝の輪島で朝市を訪問しよう。
- 能登半島の先端へ。禄剛崎灯台で日本海を臨む。
能登半島の西側は、千里浜なぎさドライブウェイや能登金剛など風光明媚な景観が多くあります。
ひとつひとつのんびりすると日帰りでは時間がたりないので、お気に入りを見つけてのんびりする過ごし方もまた一興です。
スタンプラリー感覚でいろんな場所を巡るのもオススメです。自身にあった回り方を検討してみましょう。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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