こんにちは、そうま灯火です。
九州地方の中央にある山岳地帯は、高千穂、阿蘇、九重をはじめとする人気観光地、山の絶景スポットがたくさんあります。
それぞれ宮崎県、熊本県、大分県と都道府県が全て異なるのですが、実はこの3つの山岳地帯、日帰りドライブでも十分巡ることができます!
今回は、九州地方の中央の山岳観光スポットである高千穂、阿蘇、九重を、日帰りで巡るドライブモデルコースを解説します。
- 高千穂エリア:高千穂峡散策と神話スポット巡り
- 阿蘇エリア:阿蘇パノラマラインから大観峰へ向かう爽快ドライブコース
- 九重エリア:歩道専用として高さ日本一の吊り橋
高千穂、阿蘇くじゅうといえば、九州の中でも屈指の人気の観光エリアです。
都道府県でいえば、それぞれ宮崎県、熊本県、大分県に分かれますが、それぞれ隣接したエリアだってご存じでしたか?
今回は、3つのエリアを日帰りで楽しむドライブコースについて解説します!
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目次
ドライブモデルコース【高千穂~阿蘇~九重】
モデルコースのドライブマップです。
熊本駅か熊本空港から出発して、高千穂~阿蘇~九重の順番に回るルートとなります。
九重ICからは湯布院や別府などの温泉地が近いので他の観光地の周遊でもよいですし、日帰りの場合は熊本駅か熊本空港へは高速道路を使用すると2時間程度で戻ることが可能です。
高千穂エリア(宮崎県)
熊本空港・熊本駅から、まずは宮崎県の高千穂エリアに向かいます。県をまたぐ移動になりますが、約1時間30分程度の移動となります。
途中で、後述する「通潤橋(熊本県)」を寄り道スポットにすると各スポットの移動時間を1時間以内に抑えることができるのでおすすめです。
高千穂エリアは宮崎県のなかでも屈指の人気観光スポットであり楽しみ尽くすと一日かかるため、日帰りコースに取り入れる場合は散策をメインにすると良いでしょう。
名物のひとつに貸しボートがありますが、休日やGW・お盆などは大変混雑するため本モデルコースでは省略しています。
高千穂峡
高千穂峡は、国の名勝、天然記念物に指定されている峡谷地帯です。
滝、ダイナミックな景観、建造物(神社や橋)を複合的に楽しむことができる、宮崎県でも屈指の人気観光スポットです。
真名井の滝(まないのたき)は、高千穂峡でも最も有名なスポットのひとつで、日本の滝百選にも選出されています。
展望台からみる緑あふれる景観は一見の価値ありです。
貸しボートによって、滝の近くに接近できることも特徴のひとつですが、ボートの数には限りがあるため、休日や大型連休は大変混雑するので注意が必要です。
高千穂峡は遊歩道が整備されていますが、アップダウンがそれなりにあるため歩きやすい靴で訪問することをおすすめします。
遊歩道からみる柱状節理は圧巻で、迫力のある景観を楽しみながら散策することができます。
高千穂峡ならではの景観としては、3つのアーチ橋を一目に観ることができるスポットが個人的なお気に入りで、自然と人工物の融合した美しい景観が魅力的です。
高千穂神社
高千穂神社は、高千穂峡の遊歩道の一角にあるので時間があれば立ち寄りましょう。
神社自体は規模がそれほど大きくないですが、自然の中の社が雰囲気あります。
御神木の夫婦杉をはじめ、太古の大樹は渓谷の景観とは違った良さがありました。
天岩戸神社
天岩戸神社は、日本神話の天岩戸神話の舞台となった洞窟をご神体としている神社です。
神社は大きく「東本宮(ひがしほんぐう)」「西本宮(にしほんぐう)」「天安河原(あまのやすかわら)」の3カ所に分かれており、時間がない場合は「西本宮」「天安河原」を優先するとよいでしょう。
理由としては「天岩戸神話」を最も感じることができるのは「天安河原」であり、「天安河原」へは「西本宮」から徒歩で行けるからです。
天岩戸神社の見どころは洞窟の祠である「天安河原」で、西本宮から岩戸川沿いを歩いていきます。
遊歩道は整備されていますが河原を歩きますので、歩きやすい靴で訪問することをおすすめします。
国見が丘
国見が丘は、高千穂エリアにおける展望スポットのひとつで雲海の名所としても有名です。
名前の由来は、神武天皇の孫・建磐龍命(たていわたつのみこと)が、九州統治の際に立ち寄って国見をされたことで、神武天皇の曾祖父である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)像があります。
景観としても眺望に優れており、天気がよければ近くにかかる国見大橋から阿蘇山まで見渡すことができます。
阿蘇エリア(熊本県)
阿蘇エリアは高千穂エリアから約45分ほどで到着します。
阿蘇エリアも高千穂エリアと同じく、ひとつの観光地として回るだけでも一日過ごせる場所です。
阿蘇エリアを日帰りコースに取り入れる場合はドライブメインとなります。
草千里や砂千里など火口付近の名所は省略してドライブコースとして解説します。
阿蘇パノラマラインと大観峰
大観峰(だいかんほう)は、阿蘇エリアの展望スポットの中でも最も有名な場所のひとつです。
阿蘇エリアにドライブにきたらマストスポットのひとつですので、忘れずに立ち寄るようにしましょう。
大観峰からの阿蘇山の姿は、仏が横になる「涅槃像」の形に見えることで知られており雄大な自然を特に感じることができます。
大観峰から九重エリアに行く途中には「瀬の本レストハウス」は休憩や食事など立ち寄りスポットとしてオススメです(以前は「三愛レストハウス」という名前でしたが変わったようです)。
通潤橋
通潤橋(つうじゅんきょう)は、阿蘇山の南に位置しており本モデルコースでいえば熊本駅or熊本空港から高千穂エリアに向かう途中に立ち寄ることができます。
通潤橋は橋などの土木構造物としては全国初の国宝に指定されている建造物です。
その名の通り橋から放水されることが特徴なのですが、特定の日付しか実施しない上に時間も1日に15分だけですので、放水を見たい場合は事前に時間の調整が必須です。
私が訪問した時には残念ながら放水の時間帯ではありませんでしたが、美しいアーチと巨大な橋の景観を十分楽しめたので、放水が無くとも一見の価値ありです。
九重エリア(大分県)
九重エリアは阿蘇エリアから続いており、両者合わせて阿蘇くじゅう国立公園の一部となっています。
前述した「瀬の本レストハウス」より北からは大分県に入っていきます。
やまなみハイウェイ
やまなみハイウェイは、阿蘇エリアと九重エリアを結ぶ道路の通称で、モデルコースの中でも屈指の爽快ドライブスポットです。
やまなみハイウェイは阿蘇くじゅう国立公園の中を走っており、風光明媚な景観が続きます。
展望台も要所要所でありますので、ぜひ立ち寄って景色を楽しみましょう。
九重“夢”大吊橋
九重“夢”大吊橋(ここのえゆめおおつりばし)は九重町にある大吊り橋で、歩行者専用の橋としては日本一の高さ(173m)を誇ります。
ちなみに、開業時は長さ(390m)も日本一でしたが、箱根西麓・三島大吊橋(通称:三島スカイウォーク、400m)に2015年に抜かれました。
日本一の高さとほぼ日本一の長さの吊り橋はスリル満点ですが、その分、橋からの景観は実に見事でした。
日本の滝百選に選出されている震動の滝の2つの瀑布である雌滝と雄滝、どちらも橋の上から観察することができます。
橋の中央部は格子状の金属床板になっており、そこから景色が見ることができますが、ヒールの靴などひっかけてしまわないように注意しましょう。
まとめ
本記事では、九州地方の中央の山岳観光スポットである高千穂、阿蘇、九重を、日帰りで巡るドライブモデルコースを解説しました。
- 高千穂エリア:高千穂峡散策と神話スポット巡り
- 阿蘇エリア:阿蘇パノラマラインから大観峰へ向かう爽快ドライブコース
- 九重エリア:歩道専用として高さ日本一の吊り橋
九州の中央の山岳地帯は、阿蘇くじゅう国立公園を中心に風光明媚な観光スポットが点在しています。
せっかくなので、高千穂エリアも含めて一斉に回ってしまうドライブも楽しいので、ぜひ検討してみてくださいね。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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