こんにちは、そうま灯火です。
北海道のなかでも特に冬の道東は雪の厳しいエリアで、それゆえ独特でユニークな観光スポットがたくさんあります。
今回は、冬の道東4泊5日の1日目として、帯広(十勝平野)から釧路、阿寒湖へ抜けるモデルコースについて解説します。
- 愛国から幸福へ。めでたい名前で旅の安全を祈願!
- 冬の釧路湿原は壮大な展望!貴重なタンチョウの観測スポットも冬ならでは!
- 冬の阿寒湖で湖上フェスティバルへ!冬花火を満喫しよう。
北海道の中でも特に自然が豊かな道東エリア。
十勝平野と釧路湿原は広大な雪景色が広がっており、鶴居村では貴重なタンチョウの観察をすることが可能です。
宿泊地の阿寒湖では湖上フェスティバルもしており、冬の景観・イベントを満喫できます。
目次
今回の旅マップ【北海道十勝平野~釧路・阿寒湖】
今回の旅マップ(1日目)です。
出発は十勝平野にあるとかち帯広空港からです。
コストパフォーマンスでいえば、新千歳空港発着ですが今回は道東に行き先が集中しているので道東の空港を選びました。
道東の空港は、とかち帯広空港、たんちょう釧路空港、根室中標津空港、女満別空港、オホーツク紋別空港と数が多いため、巡り方によっては色々と使い分けることが可能です。
自身の旅程に最も即した空港をチョイスするようにしましょう。
道中の移動は、帯広空港でレンタカーを借りる一択です。冬季のレンタカーではスタッドレスタイヤが標準搭載されています。
冬の道東4泊5日モデルコースはこちらをチェック
とかち帯広空港
早朝便を利用すれば、東京羽田空港を出発して9時台に帯広空港に到着することができます。
レンタカー貸し出しも、スムーズに実施することが可能です。小規模な空港だと、人込みのストレスが小さいところが魅力ですね!
北海道の新千歳空港と沖縄の那覇空港は、到着してからレンタカーを借りて出発できるようになるまで時間を要するのが、いらち(せっかち)な人にはネックです。
十勝平野エリア
広尾線・愛国駅跡【帯広市】
帯広市街から南方向、帯広空港のほど近くには広尾線という旧国鉄の線路が走っていました。
愛国駅は広尾線の駅跡のひとつで、後述する幸福駅とセットで「愛の国から幸福へ」というキャッチコピーで人気を博しました。
今でも、愛国から幸福ゆきの記念切符が発売されています。
とても縁起の良い名前ですので、近くに立ち寄った際にはお守りにいかがでしょうか。
広尾線・幸福駅跡【帯広市】
前述した愛国駅とセットで「愛の国から幸福へ」のキャッチコピーで有名な幸福駅です。
目的地「幸福」という縁起のいい名称から記念切符が売られており、幸福駅舎跡にたくさん添付されています。
幸福駅には当時の列車が展示されており、中に入ることができます。
当時の情景が思い出されるノスタルジックな列車です。
時間の都合上、愛国駅か幸福駅かどちらか一方にいく場合は幸福駅の方をオススメします。
ハルニレの木【豊頃町】
帯広空港から東へ進むと豊頃町に到着します。
ハルニレの木は、豊頃町のシンボル的な存在で特に冬場の景観は北海道的で大好きです。
ハルニレの木は実は1本ではなく、2本が寄り添っていることから絆の象徴ともされているようです。
ハルニレの木まで続く道は一面の銀世界で、本土民としては非日常感がありおススメです。
恋問海岸【白糠町】
豊頃町から釧路市に向かって海岸線を進みます。
恋問海岸(こいといかいがん)は、白糠町にある海岸線のことで道の駅しらぬか恋問があるため休憩スポットに最適です。
また、この区間は左手に根室本線、右手に海岸線の景観の良いドライブコースが続く、良ロケーションです。
帯広のソウルフード!?「カレーショップインデアン」
帯広・釧路エリアでランチ時を迎える場合のオススメは、カレーショップインデアンです。
帯広出身の友人に事前に帯広のオススメを聞いていたのですが、二つ返事でインデアンでした。
(個人的には、豚丼とかをイメージして聞いていたのですが笑)
帯広出身者では知らない人はいないほどのカレー屋さんで、以下の3つの特徴があります。
- 安い
- 早い(注文したら一瞬で出てきます笑)
- 鍋持参でルーの持ち帰り可能
特に③は面白いですね。安くてうまいカレーを持ち帰れるので、友人情報によれば帯広民はインデアンがあるので自炊のカレーが少ないらしいです!
当然、味は文句なく美味しいですので、帯広のソウルフードを試してみてはいかがでしょうか。
釧路エリア
釧路湿原・北斗展望台園地【釧路市】
釧路の代名詞である観光スポット、釧路湿原はマストスポットです。
釧路に滞在する場合は、アクティビティに参加して楽しみ尽くすことも考えられますが、今回は周遊ということで展望スポットを訪問します。
北斗展望台園地は、釧路湿原の南西部に位置する展望台で駐車場から遊歩道を通って展望台まで向かいます。
釧路湿原にはいろいろな展望台がありますが、北斗展望台の特徴としては駐車場から数分で展望台に着く点と、南側の釧路市街地や海まで展望が効いているというところです。
時間がない中で手軽に釧路湿原を展望したい!という場合に最適です。
ちなみに、釧路市の観光大使はユニークで「僕等がいた」という少女漫画のキャラクターです。
北海道が舞台ということもあり、釧路市は聖地巡礼にもなります。
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ【鶴居村】
釧路市の北にある鶴居村は、その名の通り鶴(丹頂鶴・タンチョウヅル)で有名な村です。
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリには野生のタンチョウが飛来しており、絶滅危惧種(3,000羽程度)を存続させるための取り組みがなされてきました。
特に11月~3月にかけては、人間が用意した給餌場に集まってくるため、貴重な野生のタンチョウを観察することができます。
阿寒湖エリア
阿寒湖アイヌコタン【阿寒町】
阿寒湖畔には、阿寒湖アイヌコタンというアイヌの集落(コタン)を模したエリアがあり、資料館やお土産どころが立ち並んでいます。
アイヌ民族の様式がわかるようなエリアになっており、資料館をはじめ学べるほかに散策するだけでも楽しめる観光スポットになっています。
夏場に一度訪問したことがありますが、冬場は夕暮れ時になると優しい雪灯りが美しく異なった様相でした。
夏の賑やかコタンも、冬の静かなコタンも魅力的でおススメです。
「夏」の阿寒湖アイヌコタンをチェックする
阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美(ふゆはなび)」
阿寒湖では、毎年2月~3月下旬にかけて阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美(ふゆはなび)」が開催されています。
阿寒湖は冬の間凍結するため、湖上でイベントが可能なんですね(打ち上げは湖上ですが、観覧は湖畔沿い)。
阿寒湖ではワカサギ釣り、スノーモービル、スケートなど、多種多様なウィンターアクティビティが実施しています。
お祭の目玉は何といっても「冬花火」(例年、毎日20時頃からスタート)。
湖上で打ち上げられる花火を間近で見ることができます!
食事処:奈辺久(なべきゅう)
冬の阿寒湖のアクティビティのひとつにワカサギ釣りがあります。
実際に体験する時間がないor合わない場合は、ワカサギ料理を堪能できるお店でいただきましょう。
奈辺久(なべきゅう)さんは阿寒湖温泉街にあり、阿寒湖畔から徒歩でアクセスすることができる好立地です。
ホテル:御前水(ごぜんすい)
阿寒湖温泉での宿泊は、ホテル御前水がおすすめ。
大きな温泉があるため、冬の寒い時期には最適です。
プランには素泊まりもありますので、お祭に参加することで時間が合わない場合は、温泉街で外食するという選択もありです。
まとめ
本記事では、冬の道東を4泊5日で巡るモデルコースの1日目として帯広~釧路~阿寒湖周辺について解説しました。
- 愛国から幸福へ。めでたい名前で旅の安全を祈願!
- 冬の釧路湿原は壮大な展望!貴重なタンチョウの観測スポットも冬ならでは!
- 冬の阿寒湖で湖上フェスティバルへ!冬花火を満喫しよう。
冬の道東はキレイな雪景色を楽しむスポットがたくさんあります。
冬ならではのお祭りや景観を巡りつつ、夏とは違った北海道を楽しみましょう。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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