こんにちは、そうま灯火です。
四国最南端は高知県土佐清水市の足摺岬(あしずりみさき)です。近くには最後の清流と名高い四万十川があり、海岸線沿いのドライブコースが続きます。
今回は2泊3日で四国を横断しつつ可能な限り観光スポットも抑えるモデルコースの2日目として、高知県の西端から高知市までの海岸線ドライブモデルコースを解説します。
- 四国最南端の地・足摺岬周辺のオススメスポットをめぐる!
- 最後の清流・四万十川!佐田の沈下橋から春の清流を楽しむ。
- 横浪黒潮ラインを経由して桂浜へ!海岸線の絶景ドライブコースを行こう。
高知県の西部から中部にかけては海岸線のドライブルートがたくさんあります。
四国最南端の足摺岬や最後の清流四万十川はマストスポット!
高知市への移動は高速道路も通っていますが、海岸線を走って爽快ドライブを楽しみましょう!
今回の旅マップ【高知県宿毛市~高知市】
今回の旅マップ(2日目)です。
出発は愛媛県の宇和島市ですが、本ルートは高知県の宿毛市から立ち寄りスタートです!
四国最南端の足摺岬、四万十川を経由して高知市を目指します!
四国横断2泊3日ドライブモデルコースはこちらをチェック
- 日本三大秘境・祖谷渓と日本三大カルスト・四国カルストを中心とした山間ドライブコース
- 四国最南端の地・足摺岬と清流・四万十川を中心としたドライブコース
- 日本三大鍾乳洞・龍河洞と室戸岬を中心としたドライブコース
足摺岬と周遊スポット
高知県に入ったら宿毛市を通り、足摺岬のある土佐清水市を目指します。
足摺岬までの道のりには面白い立ち寄りスポットがたくさんありますので、立ち寄りを楽しみながらドライブしましょう。
宿毛駅【終着駅】
宿毛駅は、土佐くろしお鉄道宿毛線(通称:四万十くろしおライン)の終着駅で、高知最西端・四国最南端の駅でもあります。
四国最南端に近いだけあり、訪問した3月後半は桜が咲いているところもありました。
竜串海岸(たつくしかいがん)
竜串海岸は、宿毛駅から足摺岬に向かう途中にある景勝地で四国でも屈指の奇岩群が連なっています。
個人的には全国規模で見ても迫力のある自然の造形美であり見ごたえがあるスポットです。
その見た目が竜の背骨を連想させることからその名がついたという一説があり、納得の迫力があります。
竜串は1週約25分程度で周ることができる景勝地ですが、となりの桜浜海水浴場まで散策できます。
桜浜海水浴場まで進むためには、一部、細い道を通る必要がありますので注意して渡るようにしましょう。
桜浜海水浴場は岩肌ではなく砂浜になっており、太平洋のキレイな海と竜串の奇岩も一部ありますので、独特な景観を楽しめます。
夏は海水浴場として市民の憩いの場になるようです。
萬次郎少年像・ジョン万次郎資料館
ジョン万次郎資料館は足摺半島の付け根の位置にある資料館です。
海外に渡った日本人の先駆け的存在である中浜万次郎の資料館で、貴重な文献が残されています。
特に私がオススメなのは、資料館前に鎮座している萬次郎少年像です。この銅像、躍動感・臨場感がハンパ無く、今にも飛び出してきそうなディティールを誇っています。
迫りくる高波から颯爽と国外へ旅立つ萬次郎少年の勇士がそこにあります!
逃げまとう人や、助け合っている人など、脇にいる群衆もまた良い味がでています。
四国最南端・足摺岬/足摺岬灯台
足摺岬/足摺岬灯台は四国最南端の地で、壮大な景色を一望できます。
駐車場には四国最南端を示す灯台オブジェと太平洋を見ているジョン万次郎こと中浜万次郎の銅像があります。ジョン万次郎は足摺エリアではよく見かけます。
足摺岬灯台へは駐車場から遊歩道を通って向かいます。
遊歩道はソテツなど亜熱帯植物が多いので最南端感があります。
ちなみに、足摺岬は冬は椿の名所としても有名で、足摺岬灯台は日本の灯台50選に選ばれています。
足摺岬には「足摺の七不思議」と呼ばれる逸話が残されており、その中に弘法大師が亀を呼び出したことから亀に関するスポットがあります。
四国はお遍路があるだけあって、弘法大師空海の逸話は数知れずですね!
蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺:四国八十八箇所第38番札所
蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺(さだざん ふだらくいん こんごうふくじ)は四国八十八箇所第38番札所です。
足摺岬と近い位置にあり、同じ駐車場からアクセスすることができます。
金剛福寺は境内の雰囲気が落ち着いており、亜熱帯植物や池があるためのんびりと散策するのもオススメです。
白山洞門
足摺岬に訪問したら、白山洞門に立ち寄りましょう。
白山洞門は大規模な洞門で、花崗岩の海蝕洞としては日本一の規模であるとされています。
足摺岬から500mほど西に進んだところにある白山神社から階段を下ってアクセスすることができますので、ぜひ、そのスケール感を味わいましょう。
白山洞門は階段を海岸まで下りる必要があります。(もちろん、帰りは上る必要あり…)
歩きやすい靴で訪問するようにしましょう。
ランチ:土佐清水さかなセンター 足摺黒潮市場
土佐清水さかなセンター 足摺黒潮市場は足摺エリアでのランチに最適です。
特にオススメは、高知県土佐清水市でブランド化している土佐の清水さばで、美味しい鯖のお刺身を食べることができます。
また、新鮮な魚や地元の特産品が売られており買い物スポットでもあります。
四万十川から横浪黒潮ラインへ
足摺エリアを堪能したら、北上して四万十川河口から横浪黒潮ライン(横浪半島)に向かいます。
四万十町あたりから高速道路(高規格道路)もありますが、景観を楽しむべく海岸線ドライブルートを進みます。
大岐の浜/大岐海岸(おおきのはま/おおきかいがん)
大岐の浜は足摺半島の根元にある遠浅の美しい砂浜です。
南国を感じさせる美しい海の色が魅力的で、遠浅のため裸足で水遊びをすることができます。
ドライブの休憩ポイントとして癒されます。
私が訪問したのは春先だったからは見かけませんでしたが、美しく広い砂浜であることからサーフポイントとしても人気があるそう。
佐田沈下橋(今成橋)
四万十川は、上流から下流を通して大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」と言われています。
また、長良川・柿田川と共に日本三大清流のひとつにも数えられています。
佐田沈下橋は四万十川に架かる橋で、読んで字のごとく水位が上がった時には沈むことが前提として作られています。そのため、ガードレールなどが無く、川を近くに感じることができます。
現在も生活用に使われている橋ですので車が通ります。十分に注意して観光しましょう。
私が訪問した3月下旬は対岸に菜の花が咲いており、沈下橋の青と菜の花の黄色のコントラストがとてもきれいでした。
四万十川は屋形船が運営されており、船に乗って観光することもできます。
武市瑞山(半平太)像
高知県須崎市には、横浪半島があり横波黒潮ラインというドライブルートがあります。
太平洋と浦ノ内湾に挟まれたルートであり、壮大な太平洋と湾の入り組んだ地形をどちらも楽しめる風光明媚な景観です。
武市瑞山(半平太)像は横波黒潮ラインの休憩スポットにあり、駐車場からは南に太平洋、北に浦ノ内湾を一望できます。
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帷子崎展望台(かたびらざきてんぼうだい)
横波黒潮ラインのオススメの立ち寄り休憩スポットに帷子崎展望台があり、武市半平太像のある休憩所から東に進んだところにあります。
武市半平太像の展望台より、入り組んだ地形であり違った展望を楽しめます。
独鈷山 伊舎那院 青龍寺:四国八十八箇所第36番札所
独鈷山 伊舎那院 青龍寺(とっこうざん いしゃないん しょうりゅうじ)は四国八十八箇所第36番札所です。
駐車場から山門をくぐり、階段を上って本堂へ向かいます。
3月下旬に訪問した時には桜が咲いており、ひっそりとしつつも趣のある境内でした。
高知市の観光スポット
横波黒潮ラインを抜けると宿泊地の高知市に到着します。
高知市は高知県の県庁所在地でもあり観光地化されています。滞在時間が限られている中でもおすすめのスポットを解説します。
桂浜
高知市の観光スポットの中で最も人気があるうちの一つが桂浜(かつらはま)です。
なぜこんなに人気があるかというと、幕末志士の坂本龍馬が最も愛した場所と言われていることが理由のひとつです。
また、月の名所でもあり観月イベントも開催されています。
桂浜は砂浜だけでなく、海津見神社の龍王宮、桂浜水族館や坂本龍馬記念館など、観光スポットが点在しています。
散策や歴史探訪としても訪れるべき場所ですので、高知市観光の際は是非立ち寄ってみましょう。
長宗我部元親像(鎮守の森公園)
桂浜から車で10分ほど移動したところに鎮守の森公園があり、そこに長宗我部元親初陣の像があります。
長宗我部元親像は四国を統一した武将で、自ら槍を持って敵陣に突入するという勇猛なエピソードを残しています。
長い槍を持って四国の地図を掴むその姿は、四国の祖を感じることができます。
はりまや橋:日本三大がっかり名所!?
はりまや橋は、よさこい節の恋物語の歌に出てくる橋の名称です。
高知市の観光スポットとして著名ですが、実は日本三大がっかり名所というある種、不名誉(?)な名所に選出されています。
がっかりであるポイントとしては、周辺の都市化した建物に埋もれているところと堀も埋められているところでしょうか…
ほほう、これが…という物珍しさで訪れてみるのも面白いですよ!
ちなみに、日本三大がっかり名所の他の二カ所は札幌の時計台と長崎のオランダ坂で、札幌の時計台に訪問したときには、ビルに囲まれる時計台にむしろ趣を感じました。
本格土佐料理 とさ市場
高知市にはカツオのたたきやくじら料理などご当地グルメがたくさんあります。
本格土佐料理とさ市場は、土佐料理を扱っている食事処ではりまや橋から徒歩1分という好立地です。
居酒屋の様式ではありますが、食事のセットも提供しているので食事目的としても最適です。
まとめ
本記事では、四国を2泊3日で巡るドライブモデルコースの2日目として愛媛県宇和島市から高知県高知市に向かうドライブルートについて解説しました。
- 四国最南端の地・足摺岬周辺のオススメスポットをめぐる!
- 最後の清流・四万十川!佐田の沈下橋から春の清流を楽しむ。
- 横浪黒潮ラインを経由して桂浜へ!海岸線の絶景ドライブコースを行こう。
四国最南端の足摺岬は亜熱帯植物も見られる風光明媚な場所です。
四万十川や横波黒潮ラインのドライブコースを巡れば、山・川・海を楽しみながら移動できますのでオススメですよ!
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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