こんにちは、そうま灯火です。
資産形成の手段として安全資産の一つしてあげられる保険について、近年では著名な投資家が在り方について提言しています。
本記事では、保険を用いた教育資金・資産形成について、考え方とポイントについて解説します。
- 投資にしても保険にしても100%で資産形成しない
- リスク許容は家庭により異なる(私の場合、長女:保険、次女:投資で分散)。
- 保険商品は、単純に利率が最も高い商品を選択する
- 保険としての補償範囲は考慮せず、資産形成の手段と割り切る。
保険での資産形成については、近年ではネガティブな意見が多くある印象です。
しかしながら家庭ごとのリスク許容や考え方によっては、保険も立派な資産形成の手段のひとつです。
※資産形成の考え方はひとそれぞれです。自己責任で実施しましょう。
資産形成オススメリンク
- 投資一般(個別株、投資信託、ETFなど)
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- つみたてNISA
- 企業型確定拠出年金(企業型DC)
- ジュニアNISA ※2023年に廃止
- 積立保険(学資保険)
- 奨学金
保険による資産形成について
近年、投資で成功を収めている有識者の書籍がたくさん出版されています。
それらの結論としては保険で資産形成することは非推奨とされており、理由はおおむね、以下のデメリットに集約されています。
- 保険は保険、投資は投資で分けて考える。貯蓄性のある保険は中途半端である。
- 保険は安全資産に含まれるが、途中解約やインフレに弱いというリスクがある。
参考文献は以下の2冊です。どちらも本屋で平積みされるレベルの知名度・良書だと思いますので、資産形成をしようと考えている人にはおススメです。
なお、投資については節税メリットのある施策が実施されていますので、教育資金はそれらを上手に活用して形成していきましょう。
iDeCoを活用する ↓ ↓
NISA(つみたて投資枠)を活用する ↓ ↓
保険での資産形成・教育資金積立の考え方
投資の有識者によれば、保険による資産形成は非推奨とのことですが、家庭ごとの事情があるため正論だとしてもすべてに適用されないのが難しいところです。
例えば、我が家の場合は資産運用は基本的に私に一任されていましたが、妻から教育資金について「学資保険や終身保険、貯蓄など、安全資産での積立は検討できないか」という意見がありました。
保険で資産形成を考える際、以下のデメリットを理解しておく必要があります。
保険で資産形成する際のデメリット
- 途中解約すると元本割れするリスクあり
- 利率は低利回り(預金よりは良い)
- インフレに弱い
学資保険と終身保険の選択
デメリットがある中ですが、家族の意向もあり保険での積み立てを検討する場合、候補にあがるのが学資保険と終身保険です。
どちらにするかは、シンプルに満期解約返戻金の利率で決めました。
契約当時では学資保険は105%、終身保険は107%でした。払込期間は15年でしたので、感覚的には投資の方が増えそうな気はします。
しかし、家族の意向もあり、教育資金の一部は保険(安全資産)で資産形成します!
次女の教育資金は投資を選択
長女については保険による教育資金の積立を開始したのですが、次女については投資で準備することとしました。
リスクをとるか安定をとるか、子供の人数で分散させるということで家族の理解を得ることができました。
こちらも100%安定志向であれば、投資ではなく貯蓄や保険となることもあると思いますので、やはり家庭ごとの対話が重要なところではあります。
大事なことですので、しっかり対話して納得のいくものにしていきましょう。
まとめ
本記事では、保険を用いた教育資金・資産形成について考え方とポイントについて解説しました。
- 投資にしても保険にしても100%で資産形成しない
- リスク許容は家庭により異なる(私の場合、長女:保険、次女:投資で分散)。
- 保険商品は、単純に利率が最も高い商品を選択する
- 保険としての補償範囲は考慮せず、資産形成の手段と割り切る。
安心・安全はお金がかかります。
家族が納得して資産形成していくことは重要ですので、教育資金の一部は保険も視野に入れることを検討してみてはいかがでしょうか。
以上、そうま灯火でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。