※次女が発症した病気について、自身の備忘と、同じように情報収集している方にとって少しでも役に立てばと記録します。
次女が2021年12月15日に痙攣重積型(二相性)急性脳症を発病しました。
知的障害について確認したところ中度障害(B)であることが認められ、4歳になった今も発語はありません。
我が家の移動手段は長らく「公共交通機関」か「レンタカー」だったのですが、知的障害のある次女の存在とライフステージの変化にともない、マイカー購入を決断しました。
障がい児を持つ場合に、マイカーがあった方が良い理由について記します。
目次
マイカーとレンタカーについて

現在、首都圏に住んでいることから、公共交通機関で基本的に暮らせていたため車の利用はレンタカーを主に利用していました。
マイカーを所有していなかった理由としては明白で、コストパフォーマンスが良かったこととないことによる不自由性を感じなかったからです。
ただ、子供の年齢や生活環境の変化と共に、マイカー購入した方がよいのではないかという理由が多くなってきました。
マイカー購入に踏み切った理由~障害児と公共交通機関~

マイカー購入を決断した理由については、大小あるものの以下の通りです。
- 障がい児である次女が公共交通機関の移動でストレスを感じるようになったため
- 長女の卒園に伴い、障がい児である次女の転園先を検討する際の送迎手段と引っ越し先の検討から
- (主に子供の)体調不良の際、かかりつけ医が休診日の移動手段として
公共交通機関の移動によるストレス

マイカー購入の最も大きな理由としては、次女を連れて公共交通機関で移動することによるストレスが大きくなったことでした。
ひとたび人見知りを発動すると泣き止ませることは困難で、移動中、ずっと泣き止まないこともありました。
しかも娘の年齢が増えるにつれて、声のボリュームもそれなりの金切り声になっており、ちょっと周りもびっくりすることが増えてきました。
航空機による移動など代替が難しい場合は、ヘルプマークを身に着けて意思表示をするようにもしましたが、娘のストレスと親のストレスに鑑みて、回避できるのであれば回避したいと考えるようになりました。
都度、レンタカーを借りることは手間になりますし、カーシェアの場合は若干潔癖症の気がある妻に受け入れられないという理由もあり、マイカー購入に傾いたように思います。
障がい児受け入れのある幼稚園への転園と引っ越しにより

マイカー検討のきっかけになった理由の一つに、引っ越しについて検討していたこともあります。
引越しの大きな理由としては、「次女がドタバタと騒いだ時の近所問題が気になる」という点と「次女を受け入れてくれる幼稚園の通園圏内に移動する」という点でした。
知的障害児の親の悩みとして、言語のコミュニケーションで意思疎通が難しいことがあげられると思いますが、子供が大きくなるにつれて周りへの影響(居住環境でいえば騒音問題)が無視できなくなってきました。
また、次女は長女が通園してた幼稚園から知的障害を理由に入園拒否をされていたこともあり転園する必要がありました。
その際に、次女を受け入れてくれる幼稚園への通園手段としてマイカーとなるケースもあるだろうと想定していました。(結果としては、自転車登園可能な場所に引っ越すことができました。)
かかりつけの小児科が休診日のときの対策として

小さい子供にとって重要なのは病気の際の対応ですが、体調不良の時に限ってかかりつけ医が休診日であることはあるあるです。
タクシーを利用したり、訪問型の医院にかかることも可能ですが、すぐに対応したい場合は時間がかかることがあります。
マイカーを保有していれば、すぐに営業している病院に向かうことができるため、子供が体調不良になったときのストレスが軽減されます。
まとめ
都市圏に住んでいたら無くても影響がなかったマイカーについて、購入するきっかけとなった理由について解説しました。
結果として、2024年8月に中古で車を購入することができ、子供が小さいうちは保有しておこうかと思います。
もちろん、ちょっとした買い物や旅行の際にも役立ちますので、これからマイカーと思い出を重ねていきたいですね!
これからも穏やかに健やかに過ごせますように。
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