※次女が発症した病気について、自身の備忘と、同じように情報収集している方にとって少しでも役に立てばと記録します。
次女が2021年12月15日に痙攣重積型(二相性)急性脳症を発病しました。
二相性脳症の疑いがある場合は、間違いなく入院することになります。
検査や投薬が連続されますので高額医療費がかかり、高額医療費に対応するために限度額適用認定証という書類が必要となります。
本記事では、限度額適用認定証の準備に関して記します。
二相性脳症・病後1年間の出来事リンク
- 高額医療費には限度額適用認定証の準備が必要な話
- リハビリ・また歩けるようになるまでの話
- 脳波異常とてんかん発作リスク・予防の話~病後1カ月・2カ月検査~
- 二相性脳症・病後100日が経過して思うところの話
- 脳波異常が少しだけ改善した話~病後5カ月検査~
- 障害児通所支援を受けて療育施設に通う話
- MRI検査で脳の萎縮を確認した話~病後9カ月検査~
- 脳波検査で異常波形が無くなった話~病後11カ月検査~
- 二相性脳症・発症後1年経過した話
二相性脳症・発症経過リンク
- 二相性脳症・発症経過の話:初発症状・痙攣~病前1日目から当日~
- 二相性脳症・発症経過の話:一過性回復期・安堵~病後1日目~
- 二相性脳症・発症経過の話:一過性回復期・予感~病後2日目~
- 二相性脳症・発症経過の話:痙攣反復期・慟哭~病後3日目~
- 二相性脳症・発症経過の話:痙攣反復期・悲愴~病後4日目~
- 二相性脳症・発症経過の話:痙攣反復期・微笑~病後5日目~
- 二相性脳症・発症経過の話:回復期・現実~病後6日目~
- 二相性脳症・発症経過の話:回復期・萎縮~病後7-9日目~
- 二相性脳症・発症経過の話(終)アゲイン~病後10日目~
入院が確定すると病院から連絡あり
娘が救急搬送されて入院が決まると病院から連絡がありました。
「支払いが高額になることが予想されるが、限度額適用認定証を持っているか。持っていない場合は、健康保険証の発行団体(私の場合、勤め先の会社)に申請をしておいてほしい」という内容でした。
連絡をもらったときは、なんのことだか分らなかったので調べました。
簡単にいえば、窓口負担の2割でも一定水準を越えた場合は限度額が定められているということです。
娘が罹患した当時は費用についてはあまり考えていなかった(いくらでもよかった、余裕がなかった)ですが、冷静に考えるとすごく大切な内容です。
限度額申請の例としては、医療費総額が300万円として窓口負担が2割の60万円の場合、60万円を立て替える必要がある(還付申請は自治体向けにそのあと実施?)のではなく、限度額申請をしておき窓口負担をさらに削減させる制度です。
こども医療費の受給者資格があっても限度額認定証は必要
注意が必要なのは、自治体でこども医療費の受給者資格があっても限度額認定証は必要であることです。
次女の場合は、救急搬送の段階で市外の病院に転院したので、もとから使えなかったのですが、市内だと不要と思ってたかもしれません。
ちなみに、限度額認定証を使用した後に発生する費用については、自治体によってはこども医療費受給者証により還付を受けることが可能です。
こどもの医療費は公的保険で守られているということを実感しました。
限度額認定証の申請について
限度額認定証はすぐもらえるわけではなく、保険者(勤め先)へ申請してしばらく時間がかかります。私の場合、5日間かかりました。
必要であることが判明したら、勤め先の総務部門に問い合わせをして速やかに動くようにしましょう。
実際、入院してからすぐにやる必要があったため心のストレスが大いにありました。必要なことなので気張りました。
なお、限度額認定証には使用期限があるので期限が終わったら返却が必要となっています。
忘れないようにしましょう。
公的保険のありがたさを実感
2022年4月上旬、次女の状態ですが、知的能力の遅れがありますが、今のところ、体調なども崩さずに過ごせています。てんかん発作のリスクは常に恐いですが。
これからも色んなところに連れて行って、色んな経験をさせてあげたいと思っています。
その中では、お金についても大切な問題です。必要な制度についてはしっかり理解して、使用していきたいですね。
同時期の娘たちとのお出かけ記事
これからも穏やかに健やかに過ごせますように。